『生きる』ひきこもりシングルマザーの心の記録

双極性障害という病気との付き合い方を模索中です。突然急上昇したり底に突き落とされたり振り回されっぱなしです。でも生きる事はもう放棄しません。

Sからの電話

今日も朝起きれたのでデイケアに行こうと

リビングへ。

すると母が車が無いから今日はデイケア

行けないと言った。

どうやら妹の旦那が乗ってってしまったらしい。

 

行く気満々だった私の心はそこで折れた。

予定が急に変更になることにこの病気になってから対応出来なくなった。

 

半ばふてくされ再び寝室に戻った。

時間が出来たからといって他に何もやる気も失せた。

また布団に横たわった。

 

 

昨日の電話を思い出した。

それは中、高校と同じ学校に通った友達からだった。

 

数日前に電話してきた時は母が出て

不振に思い勝手に今出かけてると対応した。

 

今電話があったんだけどS君って知ってる?

 

「知ってるよ」という私に

「家に掛けてきたから怪しい電話だと思って

今居ませんって言っちゃった」と母。

 

「はぁ?学生時代の友達だよ」

 

また掛けるって言ってたからその時はちゃんと繋ぐね。そう言ってその話は終わった。

 

 

そのSから昨夜電話があった。

母が電話を取り今度は私に繋いでくれた。

 

「久しぶり。日中出かけてんの?」

と聞かれ

母が不審な電話だと思っていないって言ったことを伝えた。

 

やっぱりなぁ。友達だったら普通家に掛けてこないもんな。そうだと思ったんだよ。

 

 

高校卒業してからはずっと会ってなかった。

友達伝いで私と話したいって言ってることは聞いていた。

 

 

「なんか病んでるって聞いたけど調子どうなの?」

そう聞かれ

「もう病気になって7年目だよ」

という私の答えに

「そんなに長いんだ!!」と驚いていた。

 

 

「実は俺も病院通ってるんだ。3年目」

 

私こそ驚いた!!まさかSが病んでるなんて

全く思いもしてなかったから。

 

聞くと通院してる病院もすぐ側だった。

今は仕事も辞め療養中との事だった。

 

 

うつ病?」と聞くと「そう」との答え。

「そっかぁ。私は躁鬱病」と言った。

 

 

それからは私が入院した施設の話になった。

デイケアもそこの病院でやってるんですけど

高校の同級生がけっこう務めてて。

 

入院した時の主任が高校の同級生だったり。

あれはお互い気まずかったな💦

 

 

「新年会やろう」って話出てから全然

進まないのでそれで電話してきたらしい。

 

 

たしかに言い出した友達は私が去年から

ずっと言ってて今年ようやく

LINE始めたぐらいマイペース。

 

そもそも新年会の話自体、私もすっかり

忘れていたw

 

 

トモちゃんじゃ話進まないからさ

どっかで集まって話そうよ。

 

 

たしかにトモじゃ話が進まないのも納得。

 

私も仕事してないからいつでも空いてるけど

デイケア行ってる時はdocomoの電波

入らなくてさwww

まぁLINE入れといてくれたらデイケア終わってからでも返信するよ。

 

 

そう言って電話を切った。

 

お互いなぜ病気になったかは聞かなかった。

今なお苦しんでる元凶を電話でなんて  

とても聞けなかった。

 

 

なんか未だに信じられなかった。

Sがまさかうつ病で苦しんでたなんて。

 

Sからしたら私が7年も躁鬱病だったなんて

信じられないと思う。

 

お互いの高校時代を知ってるから尚更。

 

 

今でも思う。

なんでこんな病気になっちゃったんだろう。

まぁそもそも結婚が失敗だったんだけど。

 

Sもきっとそう思ってると思う。

なんでこんな病気になっちゃったのかって。

 

夜も眠剤が効かなくて眠れないと言っていた。いつも寝るのは2~3時だという。

 

私は幸い今の眠剤が合ってるので不眠ではない。

ただ眠剤を飲まなければ全く眠れない。

 

 

私が「私はもう治らないって諦めてるから」

そう言ったとき

「そんな事言うなよ。治るって絶対」と

Sは言った。

 

Sは治ると信じてるんだ。

もちろんいつか必ず治ると思う。

 

でも私は完治は諦めている。

完治ではなく寛容になればいいと。

 

 

あんなに明るかった高校時代

まさか自分が精神科に通う事になるなんて

思いもしなかった。

それはSもきっと同じ気持ちだろう。

 

 

どこで人生の歯車が狂うのか分からない。

それは誰にも言えることだと思うけど。

 

昔の自分を思い出しなんだか切なくなった。

あの頃の私は見る影もなく

今はほぼ引きこもり。

たまにデイケアに行くのが精一杯。

 

出来るものならあの明るかった自分を

取り戻したい。

今は人目を避けて息をひそめ生きている。

まさかこんなに変わり果ててしまうとは。

 

カウンセリングでも受ければ

変われるのかな…

そもそもこんな田舎でカウンセリングなんて

やってる所はない。

 

 

そんな事を思ってたら訪問看護師さんから

電話があった。

今日 訪問看護に来てくれるそうだ。

 

とりあえずパジャマから着替えなくちゃ。

 

 

私のモヤモヤした気持ちは消えないまま。

 



 
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