『生きる』ひきこもりシングルマザーの心の記録

双極性障害という病気との付き合い方を模索中です。突然急上昇したり底に突き落とされたり振り回されっぱなしです。でも生きる事はもう放棄しません。

自分の意思で生きる

今日は9時に目覚め昨日同様二度寝をしてしまい布団から出れたのは10時半。

昨夜の淡い期待もあっさり裏切られ

今日も心も身体も重い。

 

薬を飲んで再び布団に横たわる。

母に早々「すみません。調子が悪いです。」

とLINEを送った。

 

昨日は随分前向きな記事を書いたもんだ…

読み直しため息をついた。


今日の私はそこまでの力を持ち合わせていない。

消し去ろうとしても目の前の焦燥感、無力感、失望感…いろんな感情に飲み込まれていく。

抵抗する力もなくただ底に引き込まれ沈んでいく感覚。


今日は息子が塾で帰りが遅い日だ。

それを思い出し少し安堵する。


そして布団にくるまり目を閉じる。


目を開ける度に部屋の中がだんだん暗 くなっていく。

「布団を出よう」と意を決した時は

既に18時になっていた。



重い足取りで階段を下りる。

父と母はもう夕飯を済ませていた。


息子が帰ってくるのは19時頃だ。

こんな死んだような顔で迎えるわけにはいかない。


「私お風呂入ってきていいかな?」


そう聞くと「どうぞ」と母が言った。



脱衣場で服を脱ごうとした時

明日初回のピアノのレッスン日だったのを思い出した。


勢いで始めてしまったことを物凄く後悔した。

まさか自分がこんな状態になるなんて

あの時は考えてもいなかった。



いつもそうだ。

気が大きくなって何でも出来るような気になって勘違いし…でもそれに気づくのは地に堕ちてから。



とりあえず今はお風呂に入ろう。


お風呂に入ったらやっと人間に戻れた

気がした。



それから間もなくして妹と息子、そして甥っ子たちが帰ってきた。


「おかえり。遅くまでがんばったね。」

そう言うと

「英語褒められたよ。あと少しでこの本終わるよ!!」と嬉しそうに言った。


それからみんなで一緒に夕飯を食べた。


息子たちのおかげで見失ってた自分を私はいつの間にか取り戻せていた。

いつも助けてもらってばっかりだ。


こんな母親で本当にごめんね。



「ママ明日ピアノ行ってくるね」という私に

「ママちゃんと練習するんだよ」

言われてしまった。

そんなたわいも無い会話がとても幸せに感じた。



息子に約束したとおり息子が寝てから

私はピアノの練習を始めた。

一心にピアノに向かう。

難しければ難しいほど無心になれる。

やはりこの時間が好きだ。

何となくメロディーは掴めたので

1時間程弾いて今日は終わりにした。



やはりどんな時でも救いはあるのだ。

それに気づくか見過ごすか。



今日も私は救ってもらった。

その事に心から感謝しよう。


病気の思うがまま踊らされることなく

自分の意志で地に足をつけ生きること。


これを毎日積み重ねていくしかない。


明日も自分自身の意思で生きるんだ。



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