『生きる』ひきこもりシングルマザーの心の記録

双極性障害という病気との付き合い方を模索中です。突然急上昇したり底に突き落とされたり振り回されっぱなしです。でも生きる事はもう放棄しません。

暗黒の入院生活part1

これずっと書きたかったんですけど
かなり勢いないと書けないので保留にしてましたw



初めて精神科に入院した体験記です。


入院したきっかけは覚えてないんですが
たぶん死のうと何かしらやらかしたんだと…



ベッドに空きがあった病院までは
自宅から約2時間。


精神科病棟って暗いイメージしかなかったんだけど、外観は近代的なデザインで

新しい建物でした。


診察を受けて事務所でさっそく荷物検査。


あらかじめ必要なものと注意事項(ヒモの付いた衣服はダメ等)をFAXで送ってもらってたのでNG品はあまり無かった。


そこまでは両親も一緒だった。


事務所はガラス貼りで患者さんがビッシリ

張り付いてガラスを叩いている!!


さすが精神科ならでの光景…両親も驚きと恐怖を隠せない。



院内の説明を受けながら部屋に入ると
4人部屋だった。

同部屋の方に挨拶し荷物をクローゼットへ。


年代も近い子ばかりだったのもあり
割と早く打ち解けた。


食事の時間になり同部屋の子と食堂へ行くと
他の患者さんの視線がビシバシ痛いことw


同部屋の子と一緒だったから良かったけど。



朝食はパンかご飯かを選べた。


私はパンを選択。パンは温かく美味しかった。毎日ジャムの種類が変わるのも楽しみ。



入院手続き中に事務所に患者さんが張り付いていた理由が分かった。

タバコの時間が決まっていてそれを催促してたのだ。


タバコの時間になると各個人のタバコが立ててある箱を看護師が喫煙所まで持ってくる。そして一人一人に火を付けるのだ。


灰皿を片付ける人は大体決まっていた。

私もその中の一人になった。



「タバコ~!!タバコだよ~!!」


いつも時間になると患者の掛け声が始まる。
なので吸いそびれる事はなかった。



薬の時間になると行列ができる。

今まで飲んだことのない大量の薬を両手で受け取る。片手ではこぼれてしまうからだ。


まるで戦時中の配給制度みたいだった。


今考えると、あんな大量の薬を飲んでいたと思うとゾッとする。


薬が強すぎて朝食後はふらつき倒れ込む。

廊下やトイレの中で
寝てしまった事も多々ありwww



主治医は院長だったが診察は月1度。

それさえ受けられない患者もいた。

副作用を訴えても薬は減ることは無く、いつの間にか新しい薬が増えていたり😨💦



外泊許可をもらい家に帰った。

目は虚ろでろれつが回らず、いきなり倒れ込む私。変り果てた娘を見て両親の胸中はどんなだっただろう…


私は薬に完全に支配されていた。


持ち込み禁止の携帯や化粧品を母のバッグに忍ばせ病院に持ち込んだ。


自分の衣服にはカミソリを隠し持っていた。



携帯にはみんな喜んだ。

メルカリを一緒に見ながら「これ欲しい♡」とネットショッピングを楽しんだ。

届け先は私の自宅。

面会の時にこっそり持ってきてもらった。


持ち込み禁止の品が徐々に増えていき、入院生活が快適になっていく。

眉を整える為に持ち込んだカミソリ、眉ペンも毎朝みんなで使った。

お風呂が週2回しか無かったので

髪に匂いを付けるスプレーも必需品だった。



小さな自由が楽しかった。



そしてある日事件が起きた。

というか起こしたのだ。


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